【Gazette】No.79

国語と英語の指導をさせて頂いておりますが、最近特に、子供さん達の国語力の低下が気になっております。長い文章を読み続ける力、要旨を読み取る力、漢字や言葉を適切に理解する力、また、自分の考えをわかりやすく相手に伝える力などです。
国語は言葉の学習です。人とのふれあいや、話し合いによって、言葉は徐々に育まれていくものだと思います。そして、その体験は、森羅万象、動物、草花にも広がって行きます。
ところで、そういった交流は、お互いがその相手にまっすぐ思いやりの気持ちを向け、相手の言葉に耳を傾けることで、可能になるものだと思います。しかし、この慌ただしく目まぐるしく移り変わる昨今、私たちはこういった力を、どのようにして培えば良いのでしょうか。
私も今のところ、思案中ではありますが、一つはやはり、読書であろうと思います。一人で静かに本に向かい、登場人物の1人1人、また作者と相対峙することをなさってみてください。それは、自分を、自らの努力で育てていこうとする事です。それが国語力の原点になるのかなと感じております。
私たちには日本語と言う美しい母国語があります。しっかりとしたその基盤の上に、英語の学習もあるのだと思います。それは同時進行でももちろん構いません。外国語を学ぶ時、母国語学習の重要さを、皆様に、再認識して頂きたく存じます。
英語学習では12月よりさらに音読に力を入れておりますスピードのある音読により長文のリスニングリーディングの力がついてきましたこうして鍛えた力を1月の英検でまた期末テストやその他の検定で大いに活かしていただきたいです

生徒さんのお祖母さまとお母様の心のこもったシュトーレンです。嬉しく頂きました。