クラスだより 2021年12月

中学生になる前にやっておきたいこと
<小学校高学年のコアの学習(文法)についてのお話し>

 コアでは、高学年(5、6年)になると「文法」の学習に入ります。4、5年で「訳」を始めた生徒たちは、そこで英語の順番(構造)が「日本語とはちがう」ことを知りますが、そのことを本当に自覚するのは、自分で「日本語を英語にする」=英作をする時です。

「私は英語を話します」と言う文章を英語にする時、「私」= I」「英語=English 」「話す=speak 」と言う単語を知っていれば英語が作れるかと言うと、そんなことはありません。構造の違いが分かってないことには、英文にはならないのです。構造の違いを知るために、「主語」「代名詞」「人称」「動詞」などの文法用語を習います。「主語の後に動詞が来る」と言うようなことを理解するには、英文の暗記だけでなく、こう言った文法知識が必要です。

特に、Be動詞、三単元、一般動詞のふつうの文(肯定文)だけでなく、疑問文、否定文を作るとなると、何度も「えいぶんぽう」を見て確かめたりして、文法を自分のものにして行かなければなりません。一見「英作文」をしているだけなのですが実は、日本語を英語にする過程で、実にたくさんの文法知識がインプットされていくのです。

そして、何度も間違いを直し、自分で考えて初めて、文法の知識と、今までに溜め込んだたくさんの量の英語がうまくかみ合うのです。

音声(耳から聞いて声に出して読む)に依って大量の英語を入れると同時に、「自分で考え、間違ってみて気付いていく」ことをして初めて、頭の中で、複雑な文法が整理されるのです。これが、コアでの英文法学習の基本です。

「第一部問題集」には、たくさんの英作問題があります。小5、6年のコアの生徒は、一方で英語のCDを聞き取り、読み、暗記、訳やフォニックス(発音)、中1単語の学習をすると共に、こう言った文法に取り組んでいます。

講師紹介

 

 

講師:越地勤子(noriko koshiji) (指導歴29年。シアトルとニューヨーク在住4年、児童教育、発達心理学基礎課程履修)
〜ニューヨーク‘フリースクール’にて幼児小学児学内外アシスト経験〜
<音読のススメ>毎日音読しよう!
頭の中に二つの部屋 —「聞く部屋」と「話す部屋」があることご存知ですか?
言葉はこれらの部屋を相互に行き来しています。そして行き来すればするほどそれは立派に豪華になり、素晴らしい言語の部屋が形成されていきます。
私たちは日本語を毎日「聞いて、話して」いる訳ですから、この日本語の二つの部屋は自然と日々立派に成長、形成されていきます。
そして、同じように「英語の二つの部屋」も立派に形成していくために、先ずは正しい英語の「音」をたっぷりと何度も聞き「聞く部屋」(言語理解領野)を。そしてたくさん読んで、たくさん発語し、「話す部屋」(運動性言語野)を育てていきましょう!

音読はスピーキングとライティングに繋がります。書く話すの基本になります。リスニング力が伸びます。かたまりで意味が掴みやすくもなります。文法や語彙力もアップ。良いこと尽くめ の「音読」です。 コアあきる野教室では海外ストーリーの多読を奨励しています。

英語との出会い
小学時、英語が好きだった父の影響で出会ったその未知なる世界は、やがてアメリカ・シアトルの三年間の学生生活へいざない、そして後に、六歳と八歳の我がboyたちとニューヨーク・オルバニー母子遊学へ。
唯一日本語座右書文庫「マザーグースと三匹の子豚たち」を抱え、時は日本の二学期スタートデイ9/1、一行は成田からケネディ空港へ。着くや否やの想定(外?)ハプニングを乗り切り一路マンハッタンの予約ホテルへ。子供達の初めての、遠く海を越えた国での生活が始まった。。

スクール(二つの学校体験)
ロス、シカゴ、ニューヨークどこでも良かったが、結局名前で選んだその校名は「フリースクール」。決められたカリキュラムはなく自身で’その日’をデザインプランする。一日中算数問題を解いてる子も入れば、午前はチェスにこうじ、午後はサッカーボールを追いかける生徒。そして、折々にデイトリップレッスン(校外体験)が組まれた。まさに探し求めていたオータナティブスクール、「もう一つの学校」がそこにあった。(二つ目はイタリア発、モンテッソーリスクール)。

屋外レッスンの延長上に、州都オルバニーからマンハッタン、国連への’
ピースウオーク’があった。アメリカ(社会)を歩いて、見る聞く嗅ぐ話す感じる、まさに2週間のインテンシブコースでと言えた(今にして思えば)。日本人尼率いるその団体は少数のネイティブアメリカン、多数のモングレルコーカソイド白人系、我々含む少数のアジア系、常時10-20名で構成されていた。そのPilgrimage はマンハッタンの国連本部(会議)へ向かった。一日の総ウオーク距離は10マイル程で、7〜8時間に及んだ。歩いても歩いても終わりのない道に、次男の名言(迷言)、「お母さん、道も一緒に歩いているんだね」。
行く先々で、サポーターにmeals とベッドをお世話頂き、自分自身の世界観も大きく切り開かれていくのを体感した。

銘打とう。It could be called ‘an educational trip to America’, couldn’t it?人種のルツボと言われるニューヨークで、言葉や肌の色、人種、生き方考え方が違う…でも’同じ’であること。

We are all one people.
We are all one planet.
We are all one universe.
Similarities are foundations.
Differences are opportunities for growth.
Become better today than we were yesterday.
Become better tomorrow than we are today.
Become better, ever better, 

帰国後、出会ったコア語順訳方式の説明会は衝撃的。「英語とはこんなに簡単なものだった..」目からうろこ。(渡米前の大手スクールの指導法には戻らず)英語指導歴29年(含コア外)、地域英語交流グループ7年。「マザーグースと三匹のこぶたたち」ビートルズ クイーン メンデルスゾーン「夜と霧」「思考•外山」「シスレー」瞑想

話そう英語、
繋がろう世界と。