【Gazette】No.73

皆様お変わりございませんか。 いかがいかがお過ごしでしょうか。
この3、4、5月ZOOMやLINEのおかげで、なんとかそれほど流れを変えることもなく、授業を続行することができました。これは、ひとえに、 ご父母また生徒さん方のご理解とご協力、忍耐と励ましがあってのことでした。私どもはただ、やれるだけの事をさせて いただくしかございませんでした。が、足りぬところ至らぬところを、皆様方が補ってくださり、一緒になって授業を作り上げてくださいました。そのおかげでがあってこそ、切り抜けることができたのです。本当にありがたく、感謝に堪えません。
6月になり、生徒さんお一人お一人に直接お会いでき、ぬくもりのある、学習内容もストレートに伝えることのできる良い授業が、できていると感じられます。目と目を合わせたり頷いたり一緒に笑ったりしながら、お互いが学び会えることこそ、学力を向上させ、やる気を起こし、モチベーションを高め、持続する力のベースになっていると確信いたします。
以前にも申し上げたことはございますが、立派な体を作るためには体力を鍛える必要があるように、頭脳や心も鍛えなくてはならないはずです。素晴らしい発想、逞しい思考、優しい感性、それらは 鍛えることによって、育まれるものだと思います。学校、塾での学習はもちろんのこと、私たちはアンテナをたくさん立てて、様々な所から、人々から学び、自己鍛錬をしなければなりません。いつのまにか大人になっちゃったぁ、ではもったいないですね。
また、何事もほどほどにーという姿勢は、日々の生活の中では欠かせません。 しかし、なぜか興味を惹かれること、大好きなこと、もっとやってみたいことを、とことんやり抜き、極め、突き抜けた時 、初めて見えてくる景色があると思います。それは、自分の傾向性であったり、将来への道標であったり、また一体何をするつもりでわざわざ自分は生まれてきたのか、という問いに対する答えであったり。
今、世界は想像を絶する状況の中にあります。この混沌の中、一筋の光、一点の灯火のようなものを感知しつつ、決してブレないで、正しい道筋を模索し、日々気合を入れて歩みを進めなくてはなりません。そのためには、お互いを優しく思いやる気持ちを忘れず、なんとか知恵を出し合い、力を合わせて生きていかなければならないと強く思います。
そして、私達大人は、子供たちのためのより良い未来の下ごしらえを、何とか頑張ってしておかなければ! と痛感致しております、この頃です。