【Gazette】No.90

入試、期末試験、英検、と英語力を試される機会の多い秋です。

今年は4月から、特に音読に力を入れてまいりました。また授業におきましても、できる限りそのための時間を取り、生徒さんたちに実践して頂いております。

例えば、教科書の同じユニットなりレッスンを、毎日一か月続けると、30回音読することになります。このペースであれば50回もそれほど大変なことではありませんね。3ヶ月続ければほぼ100回となります。
また、教科書には全て音源が入っておりますので、パラレルリーディングには最適です。1.2倍速にして音読すればリスニング力もつきます。

ところで、継続する力はそれをいかに楽しんでいるか!に尽きます。以前にも言及いたしましたが、音読は歌を歌うことに似ています。深く息を吸って、お腹から声を出し、身体全体を使ってリズミカルに心地よく行いましょう。また歌にも、始めと終わりがあるように、一気にノリで音読することも大切です。もちろん意味がわからないで読んでは力にはなりませんね。

音読を楽しむことで英語力がつく、というお話をさせていただきました。これは私自身、また英語指導の中で実証済みです。
皆様、まだの方は、是非今日から始めてみてください。驚くほどに英語力が爆上がりです。

【Gazette】No.89

夏休みー始まったばかりですね。今日は、その過ごし方のヒントにでもなればと思い、時間の捉え方について少し書かせて頂きます。
 江戸時代に作られた和時計なるものには、様々な種類があり、その中には、針は固定されたままで、文字盤の方が動くものもあったそうです。
 今、ここに立っている自分が針だとしたら、時間は文字盤に乗って、ちょっと先の未来から、どんどん自分に向かって流れてくる感覚になりますね。
 とすれば、文字盤のどこかの一点に、未来のあるべき自分の姿を描き、そこに焦点を合わせて、今を生きる、ということが可能となる気が致します。
 また、文字盤の速度を変えることもできたそうですので、例えば、一か月で一周するものと設定すれば、夏休みの終わりが文字盤にのって今の自分に少しずつ近づいて来るという状況が、非常にリアルに実感できるのではないか、と思います。
 今から夏休みの終わりの日を意識して、したい事、しなければならない事に、早速取り掛かりませんか。
 ただし、急ぎすぎると、後味は悪いし、身につくことも少ないし、時間の無駄となってしまうこともあるでしょう。
 正面から丁寧にじっくりと取り組むこと、そして工夫することで、時が経つのも忘れて夢中になったり、感動があったり、面白味を見つけたりするものです。
 ぜひ、この夏休みを実りのあるものにしていきましょう。

【Gazette】No.88

言語を学ぶ上で(母国語を含め)、音読の大切さについては皆様も十分にご承知の事と存じますが、今日はその効用といったことについて書かせて頂きます。
 生の音声には抑揚、うねり、強弱、音の伸び、くっつき、止まり、声色など情報がとても多く、聞くことで文の構造が容易につかめます。同時に、キーワードや筆者の主張がわかりやすく、単語や熟語をすぐに使える形で、そっくり身に着けることができます。様々なセンテンスや、言い回しのストックが増える結果、作文、スピーキング、プレゼンに大いに役立ちます。
 そうなるためには、パラレルリーディング、シャドーイング、更には暗唱ができるまで、音読を繰り返すことが必要です。もちろん、単語と文の意味が同時に頭に浮かんでくることが前提となります。
 一番よく使う教材といえば、やはり学校の教科書です。どの教科書も大変よくできていますし、何よりも、学校でじっくりと時間をかけて学習します。そしてQR コードや CD が必ず付いていますので、それを大いに利用し、10回でも20回でも30回でも、覚えるまで音読することです。そんなに時間が取れない、という方もおられますが、スキマ時間を活用すれば可能です。
英語をツールとするまでにはそれなりの努力が必要ですが、情報量の多い音声を利用することで効率よく身に着けることが可能です。
 中学までの英語が身に付いていれば、意味のわからない単語があったとしても、大学入試共通テストの長文は読めます。夏休みににはチャレンジしていただきましょう。
 ところで、スピーチやプレゼンができるには、人間力、と申しますか国語力がものを言います。身の回りで起こる事に関心を持ち、世界に目を向けることです。そういった事柄から自分が被る影響、またそれに対して自分が起こせるアクションを、自分の頭で判断し、考える習慣をつけなければなりません。そこから初めて、自分の意見や主張が出てきます。その教材として、夏休みには、TEDの学習も計画しております。コアを通過することで、将来のあなたに役立つ英語を、身につけてください。その方向に舵を切って下さい。あなた方生徒さん、お一人お一人の活躍を期待しつつ、日々指導にあたらせていただいております。

世界会議にて
今年の1月ドバイでの世界会議に出席した卒業生です

【Gazette】No.87

英語を学習する上で音読がいかに大切であるか、ということにつきましては以前にも書かせて頂いたことがございますが、今回はもう少し具体的にお伝えしたいと思います。

①まず気をつけていただきたいこと。単語、句、文などの意味を読みながら同時に把握していくということです。これはコアメソッドで、語順訳を小学生のうちからトレーニングしている理由です。日本人が日本語を前から理解していくように、英語を理解していくトレーニングです。
②CD を聴いて真似るべきは、先ず、大まかに息継ぎ、強弱、抑揚、それから一つ一つの単語の発音です 。L と R
の違い、音のくっつきや省略など。芸人の方で、意味は考えずに、聞けばロシア語だ、フランス語だ、中国語だ、とっさに分かる喋りをなさる方がおられます。それぞれの言語の持つ特徴のこの捉え方こそ、先ず身につけたいものです。
③音読練習は、初め音源のスピードを0.6か0.7ぐらいからテキストを見ながらのパラレルリーディングを行い、それができるようになった時点でナチュラルスピードにし、さらに1.2できれば1.5で練習すると、スピードのある英語も聞き取れる練習になります。またリスニング時の集中力も育ちます。
④次は、テキストを見ないで 音源に合わせて音読をするシャドーイングを行います。これも音源のスピードを変えると楽ですね。
⑤私たちは目で文字を追って理解する力はありますが耳だけで話を聞いて要点をつかみ理解する力が足りない気がいたします。そこで聴覚を鍛えるためには、本の読み聞かせやオーディオブック、また授業中にノートは取らないで先生の話を集中して理解するなど、色々方法はあると思います。
⑥日本語の話の要点をメモするように、流れてくる英語の要点をメモできるようになりたいですね。またディクテーションも大変効果的だと思います。

バランスの良い英語力、ツールとして将来使える英語力、を身につけるための方法を工夫して参りたいと思います。

コアあざみ野教室 2022/01/06
コアあざみ野教室
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2022/01/06

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