【Gazette】No.11

【 音読のススメ 】

音読ーそれは、目で文字を追い、頭で音に起こし、口から声に出し、耳で聞き取りながら、文の内容を理解してしまうという、一瞬一瞬の見事な早業の連続です。これにはかなりの集中力が要るはずです。まして、”速読直解”となると、その集中力のレベルとスピードは相当なものに違いありません。この集中力こそが”音読をすると英語力がつく”、と言われる理由ではないでしょうか。これは、コアメソッドを通してのトレーニングで私たちが目指す所でも あります。
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さらには、体の動きジェスチャー等を付けたり、内容によっては顔の表情まで変えたりして、英文の中に入って行くと、疑似体験的になり内容が実によくわかってきたりします。そう、ちょうどスピーチの時のように。
コアの小学生は、『三匹のくま』や『ヘンゼルとグレーテル』等の様々な物語を訳し音読し暗記しまるごと何ヵ月かかけて学び発表をします。これこそ疑似体験を通して英語力を育んでいく大変優れた学習方法であります。
同様に、単語を覚える時にも、その意味に合う音読をし心身を動かしながら覚えると効果的です。それらしい雰囲気を単語は持っているものです。例えば、happy(幸せな) gloomy(陰鬱な) やpuma(ひょう) eel(うなぎ) 等。単語が出来たその由来、ルーツに目を向けてみるという事でしょうか。自分の記憶の中にどこまで落とし込めるかは、五感の総動員による想像力と工夫次第です。ちょっとワクワクしませんか。
私たちは、歌を歌うことを楽しみますが、音読をする時も体全体が一つの楽器であるかのような気持ちで声を出すと心地良いものです。英語の持つ特有のリズムやイントネーションに乗って歌うような意識で音読なさってみてください。これも音読を楽しむひとつの方法かもしれません。
音読はまた、続けて行ってこそその底力を発揮するものです。継続のための知恵はあるでしょうか。今、向上を目指して努力している自分を褒めてあげること。どうも上手くいかない時には、誰だってこういう事はあるんだからと、気分を変えて前向きにハンドルをきる。そして、Good morning! と、颯爽と新しい朝を迎え最高の自分でまた新たな一日を始める。等々。あれこれ工夫して継続意欲を日々高める努力をすることが大切ではないでしょうか。
興味のわく自分の音読のスタイル、姿勢を作る事から始めてみませんか。

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