【Gazette】No.71

学習のコツ(その4) 〜音読って面白い〜

世の中はコロナウイルスで騒然としております。このような時には、 私たちは日々守りの姿勢を取りつつも、自分にできることをひとつひとつ、着実に実行していくことであると思います。そうすることによって、新たな自分の能力を発見したり、時間の使い方について考えたりすることもできるでしょう。また、弱点を強みに転じてしまうことさえ可能でしょう。お互い、日々の歩みを確かめ合いながら、励まし合いながら、この時期を頑張り抜こうではありませんか。
さて今回は、音読について書かせていただきます。テレビ番組の中に、歌の名人が登場し、ご本人が歌っておられる画面の下に音符が流れるというものがございます。音読の練習もこのような感じで、自分はCDの真似を どこまでそっくりと上手にできるか!という点に焦点を合わせて、チャレンジングにな気持ちを持って、楽しみながら行なっていただきたいと思います。繋がる音(イン ア ボックス → イナボクス)や消える音(アイ アム → アイム) も含め、 発音、抑揚、リズム、さらには喜びや怒りの感情移入、身振りや手振りもつけて、一人劇のようになさってみると、音読練習もなかなか楽しいものです。語順訳テキストの最後に出て参りますオバマ大統領のヴィクトリースピーチなどは、テーブルの前に立に立ち、その気になって声を張り上げてなさってみると良いでしょう。
先日、ある生徒さんの音読をLINEで聞かせて頂いた時のこと、 「ネイティブじゃないか!」 と耳を疑うほどに見事にCDそっくりで、しかもスピードはCDの1.2倍速以上はありましたので、 大変感動いたしました。 「さて、今日の そっくりさん度はいかほどか?」 と音読を楽しむ気持ちで練習なさって頂きたいです。 是非、お願いしておきます。そのうち、いつのまにか綺麗な英語が口をついて出てくるようになるでしょう。一度身につければ、 これは一生の宝物です。そして同時に、 リスニング力もついてきます。
最後に、国語力をつけるコツにつきましては 、改めて次回とさせていただきます。 ただ大切なことは、” 考え抜く力をどのようにしてつけるか”、 という点であると思います。 皆様のお知恵を拝借しつつ、 この一か月さらに練り上げて参りたいと存じます。 どうか楽しみになさって下さい。

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