【Gazette】No.72

さて、このコロナ騒動で、当室でも、LINEそしてZoomによる授業に移行せざるを得なくなっております。
私も工夫を凝らしながら、授業をいたしております。が、何よりも驚きましたことは、生徒さんたちが普段より積極的にまた能動的に授業に取り組んでくださっていることです。
LNEもZoomも映像はございますが、彼らは、音の方により集中力を注いでおられるようです。これによって、聴覚を通しての習得能力の訓練がなされているように感じます。それは、彼らの即座の応答や質問の内容によって分かります。
実授業では、見て書いて理解し記憶するパターンが中心ですが、ズーム授業においては、音を素早く捉え理解していかなければれば、たちまちそれは消えてしまい、ぐずぐずしていると次の音までも聞き逃してしまいます。これは、国語の聞き方、英語のリスニングの能力向上にも大いに役に立っていると思われます。
実授業に戻った時、以前より学習能力の キャパシティが大きくなっていることを、生徒さんたちは実感なさるのではないでしょうか。今から楽しみです。

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学習のコツ(その5)~国語力をつける~

それはもう、“考えぬく力”をつけることだと思います。この力は、自分の内での対話によって育まれます。話すとき、考えるとき、人は言葉を使います。言葉の持つ力によって、複雑に、高度に、また深く思いを巡らし、それらをわかりやすく一言で 表現したりできます。あるいは、戦う人たちは、勝つために作戦を考え戦略を練り上げた末に好機を捉え、勝利の戦いに挑みます 。
このように、私たちは言葉の力を使って、考え行動を起こし様々な結果を出します。画像や空想の世界ではなく、この日々の日常の中で ライブで私たちは 言葉の力によって何かを選択したり、判断したり、行動を起こしたりしていると云うことです。
ここぞ!という時にしっかりと考え抜くことで、日々は感動に満ちたものに変わって行く気が致します。自らの体験をもとにして、人々とふれあい、 話し、また本を読んだり、映画を見たりしながら、私たちは、豊かな美しい言葉を身につけていきたいものです。国語力は実は、 言葉の持つ力の面白さに気づいた時から付きはじめるものだと思います。そのためには、ライブで、しっかりと考え抜く習慣をつけることではないでしょうか。

写真は“ 子ぐまさん“のお好み焼きと焼きそばです !

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